夢眠ねむは一体どこまで向かうのだろうか?

Idol

夢眠ねむとは一体どこまで向かうのだろうか?

 

と言っても、そもそも「夢眠ねむ」を知らない人の方が多く存在するので先に説明(ここでは定義と言った方が適切になるのかもしれない)しておく。

 

「夢眠ねむ」はアイドルグループ「でんぱ組.inc」のメンバーである。
私の知り合いにでんぱ組のことを話そうとすると、でんぱ組のことを知らない人が5割、「でんぱ組?あぁ、”最上もが”ね。」って答える人が3割。
まだまだ無名なアイドルの一つなのかもしれない。

 

なのでこの「でんぱ組.inc」についても一応少し説明する。
でんぱ組は秋葉原にあるディアステージから生まれたメンバーがみんなヲタクのアイドルである。
メンバーは相沢梨紗・古川未鈴・成瀬瑛美・最上もが・藤咲彩音・そして夢眠ねむの6人で構成されている。
因みに全員(多分)芸名である。

 

夢眠ねむは三重県の出身で、幼いころから漫画や芸術に興味があり、将来は美術家になりたいと思い、上京。
多摩美術大学に入学後、秋葉原のメイド喫茶に通い秋葉原カルチャーと出会う。そこでメイド喫茶に感銘を受け、そのままメイドに。その後、ディアステージで働きながらでんぱ組のメンバーになり現在に至る。

 

彼女はアイドルをするには歌とダンスがあまり得意ではない。身長は170cm、少しぽっちゃりした体型は王道からは外れたアイドルである。では彼女のどこに魅力があるのだろうか?

 

答えは簡単で、彼女の魅力は話術にある。それは彼女が出演するいくつかのバラエティー番組や、ライブでのMCを見るとわかる。彼女の洗練された話は所謂若いアイドルが放つ言葉とは違い、確かな知識と経験を感じることが出来る。

 

夢眠ねむは常々、自分は裏方(プロデュースする側)になりたいと言っている。
夢眠ねむは美大の卒業制作に「夢眠ねむ」名義で取り組んだ。
夢眠ねむは映像監督としてでんぱ組だけでなく何組かのアーティストの音楽映像を手がけた。
夢眠ねむの声はサンプリングされ「兎眠りおん」と「夢眠ネム」というヴォーカロイドを生み出し、いろいろなアーティストに楽曲を提供してもらい、CDを出した。
夢眠ねむの描いた「たぬきゅん」は今ではTwitterやInstagramの公式アカウントを持ち、都内で展示イベントが開かれると入場までに数時間待ちが発生する程であった。

 

彼女はそんな「夢眠ねむ」を生み出した。

 

夢眠ねむは彼女をベースに生まれ、でんぱ組の活躍とともにどんどん大きくなっていった。
彼女は夢眠ねむの陰で自分の存在がどんどん見えなくなっていった。

 

彼女は「夢眠ねむ」を襲名制にしたい(本気か冗談かは定かではないが)と言っている。
その思いは夢眠ネムのアルバム曲「あるいは夢眠ねむという概念へのサクシード」のフレーズからも伝わってくる。

 

たとえわたしが消えてなくなっても
夢眠ねむは生き続ける
ただ、悩み貫いたこの思いが忘れ去られるのがこわいの?
だからいま・・・
夢眠ねむは概念になる

 

今の夢眠ねむは完結してしまったのかもしれない。
数年後には違う夢眠ねむを見ることが出来るかもしれない。
ただ一つ言えることは、夢眠ねむはこれまでのアイドルとは違う別の形のアイドルであるということだ。

因みに私は夢眠ねむではなく相沢梨紗推しである。

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