ファイトクラブ

映画

「ファイトクラブ」という映画がある。

ニューヨークで保険会社に勤務する主人公はどこか満たされない生活と不眠症に悩まされていた。

高給を取り、部屋の家具を揃え、スーツを揃え、物質的には満たされているはずなのに何かしっくりこない。

だがタイラー・ダーデンという男に出会って全てが変わる。

生きている実感を暴力によって取り戻す。

夜な夜なファイトクラブという会を開き、男同士が殴り合う。

ただの殴り合いだったクラブは次第に軍隊の様に組織化され、「プロジェクトメイヘム」なる計画が動き始める。

 

超絶ざっくりそんな話。

思春期にみたら結構やられちゃうやつ。

99年の公開だから2017年現在において、すでに20年近く経っている。

今見ても相当カッコいいし、映画的にもめちゃくちゃ面白いなんて言葉じゃ片付けられない素晴らしさがあるんだけど、10代の頃と比べてどこかしっくりこないところもある。

そりゃあもう三十路なんだから当たり前の感想だけど。

メイヘムってなんぞ、そもそもそんな高給取れるもんならとってみたいわ、ていう感情が生まれて、映画のプリミティブさとどこか距離が生まれてしまう。

いまの時代の感覚は、社会への不満は顔の見えない社会にぶつけるんじゃなく、「そんな社会の中であなたはどう楽しむ?」、ていう方向な気がしている。

だいぶ健全。とみえて、その裏側のグロテスクさをしっかり認識させるのがこの映画。

どいつもこいつも不感症ってことだあね。

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